アルザス地方で活躍するマヌーシュ・ジャズ・ミュージシャンたち



先日、Mito Loefflerが亡くなった際、YouTubeで見つけたドキュメンタリー番組をやっと観ることができた。「アルザス地方のマヌーシュの暮らし」をテーマにしている。France 3でちょっと昔に放映された、ちょっとマニアックなドキュメンタリー番組だ。MCの話す、この仏語と独語の混じった言葉…これがウワサのアルザス語だろうか。これに仏語字幕が付いている。
映像では、ドイツ側にあるローゼンフェルトRosenfeldのカルテンハウスKaltenhouse、そして、フランス側にあるバールBarrにおいて、それぞれマヌーシュ一家のお宅にお邪魔した様子を映し出す。定住の場所を自分たちで作った家族もあれば、バラック暮らしの人たちも、キャラバンに暮らす人たちもいる。彼らに共通しているのが「音楽」だ。
「このマヌーシュたちにとっての日常が音楽である。そして音楽はマヌーシュたちの共通語のようなものだ」。なるほど。
カルテンハウスからは、スウィング・トラディショナSwing Traditionna、そして、バールからはエンゲ・エルムストテールEngé helmstetterのグループが登場する。
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経歴をみると、皆さん、代々続く音楽一家であり、Swing TraditionnaのリーダーRingoなどは、Tchavolo Schmittとバンドを組んだ形跡もみえる。世界で活躍するミュージシャンがいる一方で、地元でないと聴けない人たちもいる、ということだね。