八丈島紀行 Day 1 〜 (大賀郷地区・中之郷地区)八丈島植物公園、ジャージーカフェ、歴史民俗博物館、ふるさとの村、玉石垣

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八丈島植物公園★

色々あって、車に乗れないことになったため、腹をくくってバス旅をすることにした。タクシーをひろってから、9時にすでにオープンしている場所を求めて、まずは植物園へ。正面玄関から入り、左手にある温室から入ることにした。

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人気のないなか、とにかく歩きまくる感じだが、温室の中には、珍しい花や果物をたくさんみることができて、なかなか楽しかった。

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その後、ビジターセンターへ。海の生物に関するビデオをみたり、八丈島特有の動物や植物の説明をみて学んだりした。光るキノコが印象的だ。

ビジターセンター出たら一応お約束の「キョン」という鹿の仲間の動物をみにいった。おとなしかったなぁ。本気で歩いたら楽しめそうだが、空腹での運動は疲れるということで、腹ごなしを。

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★ジャージーカフェ★

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この植物園の東出口(だったかな)をでると、「スーパーあさぬま」という地元スーパーがある。そのすぐ隣に、10時開店のジャージーカフェがある。地元の牧場でとれたジャージー牛乳を使ったソフトクリームやお菓子がおいてある。携帯や電動自転車のバッテリーの充電もさせてくれる、親切なお店だ。お店のオリジナルトートバッグやカップなどのグッズもかわいい。後日、ソフトクリームを食べたが、これまた美味だった。

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★歴史民俗博物館★

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360円で八丈島の歴史がわかる、貴重な資料館だ。昔は東京都八丈支庁舎か何かだったところをリフォームして使っているらしい。

ここでわかるのは、八丈島の文化に、宇喜多秀家以来、流人がどんどん流されてきて、八丈島の文化の一端を担ったということや、黄八丈が一時税金として認められていた、という事実など。八丈島の島言葉に関する考察なども興味深かった。

あと、意外な話としては、第二次世界大戦の末期に八丈島が日本軍の攻撃拠点として使われていた、ということだろうか。

 

★ふるさとの村★

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かやぶきの古い昔の家が再現されており、1時から4時の間に行くと、地元の方がお茶を出してくれて、いろいろな話をしてくれる。和太鼓体験などもできる。

 

とれたてのジャガイモの塩ゆでだとか、お茶請けをたくさんだしてくれるし、観光関係の疑問にもなんでも答えてくれる。情報交換のためにも貴重な場所だ。

 

★玉石垣★

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大里地区の美しい石垣は、日本の城壁に使われている感じの石垣とはちょっと違っておもしろい。このあたりは趣のある塀がたくさんある。

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 ★中之郷地区

このあと、バスに乗って「中之郷地区」にいった。ここにはたくさんの温泉地と、「裏見ケ滝」という滝がある。まずは、バス停「自由ケ丘」で降りて、東京都の無形文化財技術者である山下めゆさんという方が起ち上げた、染と織の二工程を両方できる職人がいる唯一の工房「黄八丈めゆ工房」にて、八丈島の染と織の工程をビデオでお勉強。ここには黄八丈をあしらったお土産物もたくさんあるが、工房で働いている人が忙しそうで、ちょっと申し訳ない感じだった。きっと電話で事前予約でもしておけば、解説とかしてくれるのだろうな。そのあと、ひたすら歩いて裏見ケ滝へ。どうにか歩いて滝の前まで来たけれど、滝の裏に回ってみるほどの体力も、そしてバスの時間も残っておらず、泣く泣く引き返したのだった。ここから引き換えるのもかなりの坂でなかなか大変だった。この地区には温泉が4つあり、かつえこ・あぐりーまーとや東京電力がやっている八丈島地熱館もある。車がある人はぜひこのあたりを楽しむといいのではないか。

バス停は、この地区唯一の信号の場所にある。ここでぼんやり、相当遅れたバスを待ってまったりした。今回の旅は、バスを使ったお蔭で、結果的に八丈島の地理感覚が養われた気がする。