アジアンドキュメンタリ―ズが楽しい。「秘境をぶっ飛ばせ!」

最近、映画やドラマの鑑賞記録はすべて「Filmarks」というアプリに移行してしまった。すごくいいアプリなのだが、唯一欠点があるとすれば、たまに私が鑑賞する映画がカバーされていないということ。仕方ないので自分のブログに記録しておこうと思う。

アジアンドキュメンタリーズというサイトで紹介されていた、「秘境をぶっ飛ばせ!」

2018年制作、インド、監督:フレデリック・エルホルガ&アントナン・マルセル

インド北部の奥地、ヒマラヤ山麓3,600メートルの高地が舞台。道なき道を大型車で飛ばす運転手たちのストーリーを追った、ただそれだけの映画。予告編をみただけでも結構スリル満点である。雄大な眺めが楽しめる一方、この危険な道を運転する人達の命を心配せずにいられない。乗客の暮らしも、過酷すぎる。2018年に制作された映画でこのインフラ状況ということは、いまだに道路なんてできていないんだろうな。改めて、すでにインフラが整い、人やモノの移動にここまで危険な運転を強いられない日本という国に感謝の気持ちがわいてくる映画だ。

「アフリカの少年ブッダ

2019年、マラウイ共和国、監督 ニコール・シェーファー

マラウイで孤児院育ち等の貧しい子供たちを、仏教の教えに基づいて支援する台湾の学校を負ったドキュメンタリー。この学校はアフリカにネットワークを持っており、教育はすべて中国語、武術等も教えて、仏像を拝ませる。イスラム教徒の村で育った孤児の少年は、その教育方法や自分のアイデンティティに疑問を持っていくのであった…先生方の教育方針や支援は強烈で、貧しいともはや自分の意志で教育も選べないのか…と思い知ることになる。日本でも宗教系の団体はこんなふうに海外援助を進めているのだろうか…。

38 度線を潜る男

2017年制作/韓国/チン・モヨン監督

潜って漁をする脱北者の男とその家族の話。「え、そんな装備で潜るの?」という感じであるが、命がけの仕事、家族への思い、生きることへの必死さ、北の人に対する韓国人の偏見を受けながら生きていく主人公の男に感動する。


他に、グレートジャーニーの関野吉春氏と、モンゴルの遊牧民の少女との出会いを描いた映画「プージェー」もよかった。(この映画はFilmarksのアプリにも登録されています)

ドキュメンタリー好きにはたまらない、「アジアンドキュメンタリーズ」。月額払いができるのがいいところだと思う。ドキュメンタリー映画好きにお勧めだ。