「八重山そば」と「沖縄そば」。そこまで明確な違いを理解していなかった。麺などは、もちろん八重山諸島石垣島で作られていることはもちろんのこと、原材料における小麦粉やかんすいの割合なども指定されているようだが、それは素人にはよくわからない。もっとぱっと見でわかる特徴を調べてみると、だいたいこんな感じだろうか。
●丸麺(空港では平麺も売っており、こちらが実は八重山そばの元祖らしい。ただ、八重山そばの存在がひろまったのが丸麺)
●スープは豚骨だしが主体、甘め
●具材は醤油で煮た豚の赤み肉と、蒲鉾を細切りにしてのせる(沖縄そばは三枚肉だな、確かに)
●紅生姜はのっけない
というわけで、滞在中に行った三つのお店を記録しておこう。
島そば一番地
ユーグレナモールから程近い場所にある。石垣市石垣の1番地にあるからこの名前らしい。立地もいいせいか、多くの観光客で賑わっていた。じゅーしーとかおかずがのっかっているセットを注文した。
八重山そば処 小松
ちょっと辺鄙なところにあるお蕎麦やさん。2015年に第1回八重山そば選手権で優勝したという経験もあるそうで、カップラーメンにもなっているらしい。地元の方がたくさんいらっしゃったのが印象的だ。
食後はサーターアンダギーが出てくるのが嬉しかった。あと、観光客向けにフルーツジュースを出しているのだが、これが美味しかった。
もちの木食堂
真喜良小学校のすぐ裏手の住宅街にあるお店。怪しいかと思いきや、昼休みとなると観光客はもちろん地元の人もたくさん訪問していた。ご夫妻で営んでいる様子だが、ご主人はフサキリゾートヴィレッジの元洋食料理長だったとか。というわけで、こちらは洋食も美味しいのだろうが、野菜味噌そばピーナツ風味という、もはや八重山そばではないものを提供しており、これが人気らしい。麺は八重山そばを使っているとは思うが、スープや具材は石垣島ではなかなか出会わない、オリジナルな美味しさだった。
他にも行きたいお店はある。たとえば、「新垣食堂」はドライブしている時に通りがかったが、私たちが用事を終えて立ち寄ったらすでに売り切れであった。でもまた行きたい。その近所には「明石食堂」というお店もあるみたい。えびがのっている「八重山 嘉とそば 」も興味あるな。
街中の、徒歩圏内で行けそうなところで今後狙いたいのは以下のお店。
ちなみに、石垣島が地元の友人におすすめを聞いたところ「八重山そばは家で食べるものなので、外で食べたことはない」とのことだった。なるほどね。