アジアンなぶっかけご飯を連続で楽しむ機会に恵まれたのでここにメモしておこうと思う。
モンゴ・モロ@新宿御苑前
こちらはインドネシア、ジャワの「ナシ・チャンプル」を食べさせてくれるお店だ。大久保に合った店舗が新宿御苑に移動してきたらしい。何せ間口が狭いので、奥が食堂になっていることを知らなかった。1階でウィンドウに入った食品群からメイン料理を選ぶ。「ナマズの揚げたやつ」とか「鴨」なんかは珍しいらしい。テンペで作ったようなものもあったのは、さすがイスラム圏。そして、牛や豚の料理は見当たらなかった。メインはだいたい1,500-1,800円くらい。これに、オプションをつけるとだいたい300円くらい。値段は貼っていないけれど、お店の人が説明してくれる。
メインを選んで2階席で待っていると、白米の上にメインディッシュとおかずをもりっもりにのせたお皿が出てくる。トッピングにはえびせんと諸々のお野菜、塩味の強いアヒルの卵なんかもお店の人の裁量でのっかってくる。とにかく量は多くて、なんとなくニンニクがきいている感じだ。手で食べるのが本式なようでフィンガーボウルもついてきたが、こちらはついぞ使わなかった。サンバルは赤と緑の二種類が出てくるので、辛いものが好きな人は味変するのにちょうどいい。
ついでにドラゴンフルーツのジュースもオーダーしたのだが、友人曰くドリアンのジュースも最高とのこと。それはまた次回試してみようかな。
ゼロツー ナシカンダール トーキョー@大手町
こちらはマレーシア、ペナンが発祥のぶっかけご飯屋台料理「ナシ・カンダール」のお店だ。こちらでは、まずは、どのプレートにするかを、プレーン、卵、チキン、羊等から選び、次にご飯を「ベーシック(長粒米+玄米)」か「ナシブリヤー二」から選ぶ。その後は副菜三種類、カレー二種類から選んでぶっかけてもらう、というのがスタイルだ。どれも美味しそうで本当に悩む。なんならお米の量から選ぶことになるので、悩ましいことこの上ない...。結局、エッグカレーを選んで、ビリヤ二、副菜は小松菜と蕪の葉、にんじんとパクチーのバーミセリあえ、ヨーグルトサラダをチョイス。カレーも悩みまくったのだが、ジャガイモ好きとしては、ベジタリアンカレーのメークインが食べたくなってしまい、基本のチキンカレーとベジタリアンカレーにした。天使のエビカレーに未練があるので、また行っちゃうかもしれない。牛肉メニューがあったり、コピ・オーやテタレのようなローカルドリンクまでは準備されていないところは、マレーシアを知っている人には物足りない、というのもあるみたいだが、とにかく美味で満足度が高かった。オープンテラスの環境で食べられるのもまた良い。
ところで、ナシチャンプル(Nasi Campur)と ナシカンダール(Nasi Kandar)の違いってなんだろう。料理発祥の国が違うところだろうか。基本となるお米の種類が異なるくらいしか違いが見つからなかったし、解説も見つけられなかった。まあ国の発祥が違えれば呼び名が変わるのはごく自然なのかもしれないが、変に「ナシ」というお米を指す単語が同じなだけに気になる。ちなみにチャンプルは「ごちゃまぜ」という意味、カンダールは、昔マレーシアでおかずを売るの使われた「天秤」を指すらしい。
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最近の日本の飲食店の安い物価にすっかり慣らされているので、屋台料理にしては値段が高級なのがちょっと気になる。でも、日本にあるアジアを求めて、また行っちゃうんだろうな。