David Kuszowskiが率いる(らしい)Acoustic Projectにしびれる!

まずはこの3曲を聴いてほしい。



よくマヌーシュ・ジャズでカバーされるSacha DistelのLa belle vieに、John ColtraneのImpressions、そして、なんといっても秀逸なのはOscar PetersonのNigerial Marketplace。この曲を弦楽器だけで演奏しようなんてなかなか考え付かないのではないか。
年末に3曲も動画サイトに曲をアップしていて、せっかくどれも秀逸なのに、残念ながらAcoustic ProjectのWebサイトはまだ準備中だ。私にわかるのは、そのメンバーがトリオになっていて、マチュー・アルナルMathieu Arnal(g)、ファブリス・エリアスFabrice Helias(contrebasse)、ダビッド・クスゾウスキDavid Kuszowski(g)の三名で成り立っている、ということだ。ギタリストのDavid氏がこのグループの立役者なのか。
というわけで、David氏のことをちょっと調べてみた。Django Stationにも情報がないのには驚いたが、彼のバンドのひとつであるHistoire de Swingのサイトに情報を発見した。
Histoire de swing, Accueil histoire de swing, Jazz manouche
15歳でギターを始めたが、ハードロックやメタルだったそうだが、ジャンゴ・ラインハルトやマヌーシュ・ジャズの文化を知ってのめりこんでいったとか。サミー・ドーサSamy Daussatやダニエル・ジボンDaniel Givoneとともにマスタークラスに参加し(ということは、その腕前はなかなかのものということか)、今は複数のバンドのリーダーをやっているらしい。
きっとAcoustic Projectもそのうちの一つに違いない。せっかくやっている曲やアレンジがとても素敵なのだが、同じ名前を持つグループがたくさんあるので、くれぐれも埋没しないように情報発信してほしいものだ。