Les Doigts de l’Hommeメンバーによる新たなジプシージャズカルテット、"ECCA"

Les Doigts de l'Hommeは、疾走感のあるマヌーシュ・ジャズを演奏してくれる4 人組で、大好きだ。ただ、各メンバーがそれぞれ忙しいこともあり、なかなか活動状況がみえない。2020年は、3月14 日、つまり、フランスでCovid-19の感染拡大防止のための自宅待機(Confinement)期間の3日前の、Festival de jazz de l'Alpe du Grand Serre(Jazz 'ALP)の出演くらいか、こちらで把握できるのは。

…と思っていたら、最近、メンバーのギタリスト2名、ブノワ・コンヴェールBenoît CONVERTと、ヤニック・アルコセルYannick ALCOCERが、ECCAというクアルテットを結成していた。フランスのリヨンを中心に活躍しているらしく、ヴァイオリンにレミ・クランブRémi CRAMBES、そしてベースには、ジョアン・エシュ-プュイJoan ECHE-PUIGという人が参加している。なるほど、参加者の苗字をつなぎ合わせて"ECCA"というバンド名が誕生したのであろう。

ギターの二人はすでに実力者なのでさておき、ヴァイオリンのレミ・クランブに注目したい。この方も鈴木メソード仕込みのヴァイオリンでジャズを体得したらしい。


ECCAは今年まだバンドとしての活動記録を見つけることができなかったが、素敵な音楽を届けてくれそうな予感がする。