Il Divo(イル・ディーヴォ)A Musical Affaire Live in Japan 2014@日本武道館

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イル・ディーヴォの大ファンの友人に連れられて、二度目のライブに赴いた。この日(3/11)のライブは、WOWOWでの生中継ということで、あるいはツアー最終日のせいかもしれないが、観客にも気合がみえる。私はライブの予習は一切していないが、今回新しい、ミュージカル音楽を中心に録音したアルバム"A Musical Affair"のツアーということで、とっつきやすかった。
私にとっては、マントヴァーニー・オーケストラ(古っ!)のナンバーとして記憶されていた「魅惑の宵Some Enchanted Evening」が歌われていたのがとても新鮮だった。
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お馴染みの、英語だけでなくイタリア語やスペイン語、フランス語なども交えたレパートリーは楽しく、今回迎えた歌姫は、レア・サロンガLea Salongaも抜群の歌唱力を披露していた。私も初めて知った歌手だったが、「ミス・サイゴン」のキム役に抜擢されるなど実績あるミュージカル女優ということで、よく通る透明な声だった。イル・ディーヴォファンの友人は、「コンサート中の自己主張が強すぎる、観客はイル・ディーヴォを観に来ているのに!」と憤っていたけれども、ある分野で実績がある人ならば、多少の勘違いも仕方ないのかもしれない。
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4人並ぶと、やはりバリトンのカルロス氏の声が一番インパクトがあり、ポップス界から参入したというセバスチャン氏の声はちょっと弱いかなぁなんて思ったり。デイヴィッドの日本語力は相変わらず「まるで暗記をしたような」日本語なのだが、やはり日本の観客には日本語のMCが一番響くのだ、ということを実感できる。デイヴィッドの絶妙な日本語MC力に感心してしまう。友人はウルスのファンのようで、彼が以前よりも体重を取り戻したことに心から安堵していた。
レパートリーで、とくに印象的だったものが他にもある。一つは、「花が咲くFlowers will bloom.」もともといい曲だと思っていたが、彼らの声で聴くとますます感動が深まる。いつか、日本語でも挑戦していただきたいものだ。
そしてもう1曲は、"You'll never walk alone."。これは、LivepoolFCをはじめ、いくつかのフットボールクラブの応援歌として使われれているが、今まで男性ダミ声大合唱でしか聴いたことがなかった。
95,000 Liverpool fans sing You'll Never Walk Alone at the MCG - video | Football | theguardian.com
美しい声で歌われると、崇高な応援歌になるんだな、ということを改めて認識したのだった。
セットリストはこちら。
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