不良Furyo!??or 戦メリ in Jazz by Remi Panossian。レミの最近の活動状況を探る。

レミ・パノシアンRemi Panossianという南仏はモンペリエ出身、トゥールーズをベースに世界で活躍するジャズピアニストがいる。2011年に自身のトリオで東京JAZZに出演して話題になっていたので、ご存知の方もいるのではないだろうか。当時はESTっぽい!とパワフルな新感覚サウンドを奏でるグループとして話題になっていたっけ。
レミがソロでピアノを演奏する動画を見つけた。TSF Jazzから。

"Merry Christmas Mr. Lawrence" 、日本語では「戦場のメリークリスマス」というタイトルで話題なった、坂本龍一作曲による映画のテーマソングだ。ただ、気になったのが、動画の概要のところに「 le thème musical du Furyo」と書いてあるところだ。Furyo、ふりょう、不良!!!??? いや、そんなはずはなかろう。調べてみたら、「俘虜(ふりょ)」という言葉があって、要は捕虜のことらしい。EU圏では"Furyo"というタイトルでこの映画が公開されていた、というのだ。知らなかった。映画のタイトルって必ずしも直訳ではないから、たまにオリジナルとまったく違うタイトルになっていてびっくりするよな…。
レミのソロ演奏は、すごく王道のピアノソロという感じで、素敵だった。相変わらずRP3というグループ名でトリオの活動もしている様子。トリオは相変わらずとがった演奏を披露していて、こちらも特徴がよく出ていると思う。カッコイイ。また日本に来ることはあるだろうか。

ちなみに、2017年、"Lviv Alfa Jazz Fest 2017"というウクライナのリヴィヴLivivという世界遺産の都市で開催されたジャズフェスにも出演している様子だ。