地元Gypsy Kidsの演奏によるA.C. Jobimの"Wave"マヌーシュ・ジャズバージョン

先日行われた、フランスはアルザス地方、ツィリスハイムのマヌーシュ・ジャズ・フェスティバル。
ミト・ロフラー追悼のマヌーシュ・ジャズ・フェスティバル、3回目の開催! - 空間Annex
今年は開催から1週間もしないうちに多くの動画がアップされているなかで、ジプシーの子どもギタリストの演奏風景を発見した。演奏しているのは、なんと、アントニオ・カルロス・ジョビンの"Wave"だ。

まあちょっとコードに違和感があるところもなきにしもあらず…だけれども、とても子どものものとは思えない演奏だ。それにしても、どうしてジャンゴの曲ではなくてジョビンの曲なんだろう…と思ったら、ふと、ジミー・ローゼンバーグJimmy Rosenbergを思い出した。ジミーはまだ子どもの頃に、Waveをカバーしているのだ。
ジミー・ローゼンバーグが奏でる"Wave" - 空間Annex
そしてBireli Lagrene。彼も15歳のころ、"Route to Django"というアルバムの中で"Wave"を演奏している。

もしかして、Waveは、これからマヌーシュ・ジャズ・ギタリストとして活躍しようとする子どもギタリストが通りたくなる道なのだろうか…。いやまさかね。
そういえば、Bossa Doradoという、ボサノヴァにインスパイアされたようなマヌーシュ・ジャズの曲もあった。

ブラジル音楽とマヌーシュ・ジャズって相性がいいのかもしれない。